• "待機児童"(/)
ツイート シェア
  1. 大網白里市議会 2022-09-08
    09月08日-03号


    取得元: 大網白里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-01
    令和 4年  第3回定例会     令和4年9月8日(木)◯議事日程(第3号) 第1 市政に対する一般質問 第2 休会について-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 日程第1 市政に対する一般質問 日程第2 休会について-----------------------------------     午前10時00分 開議 出席議員 16名 欠席議員 2名でその氏名は次のとおり    小金井 勉 議員   北田宏彦 議員 ○副議長(小倉利昭議員) 開議に先立ち、ご報告申し上げます。 本日、所用のため、小金井 勉議員から遅れるとの申出がありましたので、ご報告申し上げます。 おはようございます。 ただいまの出席議員数は16人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 市政に対する一般質問 ○副議長(小倉利昭議員) 日程第1、市政に対する一般質問を議題といたします。 通告者、蛭田公二郎議員の発言を許します。 蛭田公二郎議員。     (蛭田公二郎議員 登壇 拍手) ◆蛭田公二郎議員 皆さん、おはようございます。日本共産党蛭田公二郎です。 2日目トップバッターで質問をさせていただきます。 さて今、コロナ禍の物価高騰が市民生活を直撃をしています。政府はこうした状況に対応して、先月、物価高騰対策への地方創生臨時交付金1兆円の増額を決めました。今後、これら交付金をコロナ禍物価高騰対策に有効活用するということが重要です。同時に、様々な国などからの支援制度について、市民にしっかりと周知をし、実際の支援につなげるということが重要です。 この間、関係各位の努力で支援制度の周知などが迅速に行われていることは敬意を表したいと思います。例えば私が前回の議会で取り上げた令和4年度住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金は、6月1日時点の対象者に基づいて速やかに通知をされ、7月には給付が開始をされました。また、住居確保給付金生活困窮者自立支援給付金などの申請期間の延長もホームページなどで速やかに周知が行われました。関係の皆さんの日頃の取組みに敬意を表するものです。 さて、私は前回の一般部門でコロナ禍生活弱者対策について質問しましたが、そのうちの生活保護の項目を残してしまいました。本日は、第1にその生活保護の問題、第2に河川環境対策、第3に、新型コロナウイルス感染防止対策、第4番目に学校給食の問題について質問します。 まず、生活保護の問題ですが、昨年の通常国会で当時の菅総理が最後は生活保護があると言いました。確かに厚生労働省ホームページを見ると、大変親切に生活保護の案内が次のように書かれています。生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください。 では、生活保護がためらわずに申請されているのか。本市での状況はどうなのか。まずは、コロナ前からのこの5年間の推移、生活保護世帯の数をご教示いただきたいと思います。 これよりは、発言席にて質問します。     (蛭田公二郎議員 発言席着席) ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 本市における過去5年間の生活保護世帯の推移でございますが、各年度4月1日現在で、平成30年度は234世帯、令和元年度は232帯、令和2年度は221世帯、令和3年度は232世帯、令和4年度は262世帯となっております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 ありがとうございます。お答えいただく限りでは、過去5年間、コロナ前から比べると、令和4年度で262人が30人ほど前年対比で増加していますが、そのほかはこの5年間、横ばいかやや減少気味、少なくともコロナ禍で急激に生活保護が増えているということではないということのようです。 実は、コロナ禍で増えていないのが全国的にも同じような傾向があります。人々にとっては、利用しやすく安心を与えてくれる制度になっていないのかもしれません。生活保護コロナ禍においてそれほど増加していないのは、生活保護制度の申請要件に何か利用をちゅうちょさせるものがないだろうか。 考えてみると、例えば厳し過ぎる資産要件ですとか、自動車の保有の禁止ですとか、扶養照会などなどが考えられますが、特に扶養照会、これがあるがために申請をためらってしまう方が多いようです。困窮者の支援をしているつくろい東京ファンドという組織がアンケートを取ったところ、生活保護を何で利用しないんですかというふうに尋ねたところ、3分の1の人が家族に知られたくないと、こういうことだというふうにお答えしております。 今日は、その扶養照会について絞って質問をいたします。 まず、この扶養照会とは何か。これは、福祉事務所生活困窮者に対して、申請をしようとする場合に、あなたの扶養義務者の中でお金や、あるいは精神的に援助できる人はいませんか、こういうふうに確認をするのが扶養照会。 扶養義務者の範囲というのは、これは民法で決められていまして、三親等までとなっています。この三親等までというのも、国際的には日本ぐらいではないかというぐらい非常に範囲が広いんですが、それはともかくとして。この扶養義務、この義務という言葉ですが、義務といっても扶養しなければならないということではなくて、もちろん扶養義務を果たさないからといって責められることもないし、もちろん刑事罰もありません。そして、この扶養義務者に支援を請求するのは、もちろんこの扶養義務者に支援をするだけの資産がある、あるいは当事者間の関係が悪くないこと、こうしたことが前提になります。 さて、その生活保護扶養照会について、昨年の通常国会でかなり突っ込んだ議論が行われまして、1月28日の参議院の予算委員会、当時の菅首相とやり取りがあって、その2か月後、3月30日に厚生労働省が通達を出し、そして去年4月1日から生活保護問答集がこの扶養照会に関して大幅に改定をされているんですよね。 本日は、この国会での審議や問答集の改定などに沿って質問をしていきます。 まず、令和3年度の生活保護の申請数と、そのうちの扶養照会をした件数、昨年の実績で結構です。それから、そのうち実際に扶養した件数、扶養の金額、これらについてご教示をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 令和3年度は53世帯から生活保護の申請があり、そのうち4世帯につきましては、虐待や音信不通等の理由から扶養照会は行わなかったため、実際に扶養照会を行ったのは49世帯でございます。 また、実際に扶養に結びついた件数と金額でございますが、15世帯から総額約66万6,000円の金銭援助があり、一部扶養につながっているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 ありがとうございます。昨年度、53世帯の生活保護申請があり、4件を除いた49世帯、ほとんど扶養照会をしているということですよね。49世帯に対して扶養照会したところ、そのうちの15世帯から約66万円の実際の支援があったと、こういうことですね。この66万円を15世帯で割ると、大体支援は1世帯当たり4万円から5万円の支援があったということになります。本市における扶養照会の状況が分かりました。ありがとうございます。 その次に、③の扶養照会法的義務についてお伺いします。 2つの質問をしますが、これは別々に質問します。 最初は、扶養義務は優先だけども要件ではないという、この問題に関連して質問しますが、質問に入る前に、私はなぜ今回生活保護の問題を質問することにしたかというと、実は、千葉県下54市町村の中で大網白里市の生活保護受給者の人口比率が、54市町村の高い順からいって50番目なんですよね。非常に保護世帯が少ないという状況になっています。これは千葉県の作成した統計で、2021年に発表されまして、実際の数字は2019年度のものですが。 これを見ると、大網白里市1,000人当たり、指標が12.0、パーセントよりか1個単位が減りますから、12.0パーミル。例えば隣の東金市はどうか、26.7パーミル。つまり東金市に比べると大網白里人口当たり生活保護受給者の比率は半分以下ということなんですね。 何でこんなに低いんだろうかというふうに思って、今回質問することになったんですが、だからといって大網白里市の行政が水際で申請をやらないとか追い出すとか、そういうふうに思っているわけでは決していないんですが、先ほど言ったように、扶養照会について国会でだいぶ議論をされ、そして生活保護問答集が改定されたと、こういう状況を受けて、今日における到達点を確認をしたいと、こういうことで今回質問することになりました。 話を扶養照会に戻しますが、扶養照会法的義務、これは何に基づくかというと、生活保護法第4条の2ですよね。4条の1、2とあって、1は、言ってみれば生活保護をする前にその方が持っている資産、能力、その他あらゆるものを活用するということが条件で、そのあらゆるものの中にはおそらく扶養義務も入っているということで、生活保護法第4条の2にはこういうふうに書いてありますね。民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、全てこの法律による保護に優先して行われるものとする。つまり、あらゆるもの、これを優先するというふうに書いてあるんです。 では、扶養は保護に優先して行われるということの意味ですが、例えば先ほど15件の支援があったと、1件当たり4万円から5万円支援があったということですが、仮にその方から一遍に5万円の支援じゃなくて、今月1万円の扶養義務者から支援があったという場合に、これはその分を生活保護の扶助費から差し引くということになりますよね。だから、5万円の生活扶助費があれば、そのうちから1万円を収入認定と差し引いて、そして4万円が今月の生活扶助費ですよということになる。 基本的には扶養が保護に優先するというのはこういうことであって、扶養義務者がいるから保護は受け付けないよと。扶養義務は優先だけども要件ではないということが国会でも議論になったんですが、扶養義務は優先だけども要件ではないというふうに解釈しますが、その点はよろしいですか。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 扶養義務は優先だが要件ではないのかということにつきましては、生活保護法第4条第3項において、前2項の規定は、急迫した事由がある場合に必要な保護を行うことを妨げるものではないと規定されていることから、必ずしも保護の要件ではないものと認識しております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 これはとても大事なことなので、実は、昨年4月からの生活保護問答集に改めてこのことを書き加えているんですよね。今までなかったことを書き加えている。生活保護問答集、第5、扶養義務の取扱い、生活保護と私的扶養ということについて、今課長が言ったようなことなんですが、こういうことが書き加えられているので、非常に大事なところだと思います。 読み上げますと、この意味するところは、扶養義務ですね。例えば実際に扶養義務者からの金銭的扶養が行われたときに、これを被保護者の収入として取り扱うこと等を意味するものであり、扶養義務者による扶養の可否、扶養するかしないかの可否、保護の適否の判断に影響を及ぼすものではないと。つまり、扶養義務者がいるかどうかということが生活保護の成否の判断ではないということを改めて言っているんですね。だから、あなたには、例えばおじさんにお金持ちがいるんだから、そちらを利用してくださいと、三親等まで調べればいるでしょうと、こういうことで扶養義務者がいるからといって保護をしないということではないということを改めて問答集でも言っていますので、その点、これは皆さんご承知のことで、釈迦に説法だと思いますが、改めて確認したいと思います。 次に、法的根拠の問題についての次の質問ですが、国会で大いに議論になったのは、そもそも扶養照会は義務ではない、法的義務はないじゃないかということなんですね。生活保護法の八十何条の中には、扶養照会を行うとか行わなければいけないとか、こういう規定は一切ないんですね。その根拠は何か。これは運用通達などが根拠になっているんだと思います。 国会論議では、法的根拠がないんだったら、大臣が運用通達を見直すと、そこの部分は照会をやらないというふうに改正すればできるんだから、大臣、運用通達を変えてくださいと言ったんだけども、ついに大臣は運用通達を見直すということは言わなかったんですね。しかし、その後、いろんな点で、後でお話ししますが、改正なったんですが。そういう一幕があったということをお話しした上で、扶養照会法的義務はないということについて、改めてお伺いしたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 扶養照会は義務ではないのかということにつきましては、令和3年2月に発出されました厚生労働省からの通知において、扶養義務者社会福祉施設入所者長期入院患者である場合、扶養義務者と音信不通であるなど交流が断絶されていると判断される場合、親族からの暴力や虐待から逃れてきた者で、扶養照会を行うことにより要保護者の自立を阻害することになる場合等について、必要に応じて関係機関への調査は行いますが、扶養義務者への扶養照会は行わないことから、義務ではございません。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員
    蛭田公二郎議員 ありがとうございます。今課長がお話しいただいたのは、どういう人に対しては扶養照会してはいけないとかということだと思うんですけども、もともと法的な扶養義務をやらなければいけないということは書いていないということについて確認したいという。国会でそういうふうに言ったからといって、運用通達がある限り、現場で課長が義務じゃないからやりませんということにはならないと思うんだけども、今、国会での到達点はそういうことになっているということなんです。 昨年1月28日の参議院予算委員会で、田村厚生労働大臣がこういうふうに言っているという短い文章を、念のために照会しておきますけども、田村大臣はこういうふうに言っているんです。 先ほど申し上げたとおり、義務ということではございません。そういう意味では義務ということではございませんので、そういう意味では義務ではございません。義務ではございません。扶養照会が義務ではございません。 義務ではございませんということを一言言えばいいのに、5回も言っているんですよ。というくらいに、法的には義務がないということは明らかなんですね。法的に義務はないけども、しかし、扶養照会をやることによって、これが扶養申請をしない最大のネックになっていると。このことについては、やはり非常に重要な問題だと思いますので、ぜひ念頭に入れていただきたい。国会の議事録については、参考にコピーしてお渡ししましたので、ぜひ職員の皆さんで共有をしていただきたいと思います。 先ほどお話しした扶養義務の範囲について、誰に対してはやっちゃいけないのかという範囲ですよね。これは質問でいくと、④になるんですが、④の民法上の扶養義務の対象。 そこは先ほど申し上げましたとおり、我が国では民法上、扶養義務というのは三親等まで入っているわけです。しかし、三親等まで入っているからといって、やみくもにみんなに手紙を出して照会するとか、そういうことはしませんよということを確認したいと思うんですよね。 民法上、第三親等までだけども、一律機械的に三親等までは行うことはないのかということ、そのことについて、改めて、それは先ほどのお答えですかね。先ほどのお答えですか。 つまり、やみくもに行うということはなくて、こういう限定的な場合には扶養照会をしないよということだと思いますんで、それはぜひそのようにしていただきたいと思います。三親等までだからといって、一律機械的にやるということはしないようにお願いしたいと思います。 先ほどの課長に関連して、こういうふうに田村大臣は言っているんですね。ああ、あの人には言わないでほしい、あの人とはずっと会っていないし知られたくないというような場合には、これは家族関係が壊れているわけでありますと言って、田村大臣はこういう場合にはやりませんよと。 この中で家族関係が壊れている期間というのはどれくらいなのかと。ずっと厚労省も、田村大臣も、この国会の中では20年と、20年間関係が断絶していれば、これは家族関係が壊れていますよということを言っていたんですが、国会での審議も経て、今、生活保護問答集には、20年を10年にしましたよね。今、問答集は10年となったんです。ただ、10年がいいのか悪いとかということではなくて、やはり一律機械的なそういうことはしないようにというふうに思っております。 この部分をちょっと紹介しますと、それから、もし申請者がこの人には言わないでほしいとかという場合、本人の同意の上でということにはなかなかならないかもしれませんけども、無理やり本人が拒んでいるのに照会をするというふうなことをやっているかどうかということについてはいかがですかね。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 扶養照会につきましては、保護申請時において生活歴等を聴取し、親族との交流の有無や虐待等の事実はないかを確認した上で、本人から同意を得て実施しております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 要領が変わった中で本人が扶養照会を拒んだ場合どうするかということについても、生活保護問答集に改めて書き加えられたんですね、改めて。さすがに申請者の事前の承認というところまではいかないけども、しかし、本人が拒んでいることに対してどう対応するかということについて、問答集に書き加えられた。 どういうふうに書き加えられたかというと、こういうことなんですね。扶養に関する調査の手順について、以下のとおり整理する。なお、扶養義務者に対する直接の扶養、ちょっと飛ばしますけども、扶養義務者、義務の履行が期待できると判断する者に対して行うと。 それから、拒んだ場合についてこういうふうに言っているんですね。可能調査における聞き取りの中で要保護者が扶養照会を拒んでいる場合等においては、その理由について特に丁寧に聞き取りを行い、照会の対象となる扶養義務者扶養義務履行が期待できない者に該当するか否かという観点から検討すべきである。課長、こういうことですよね、今の問答集。 申請者が、あなたのお子さんにこれから照会しますけどよろしいですかと言ったときに、いやいや困ると、子どもには言わないでほしいというようなことで拒んだ場合どうするかということを書き込んだんです。今言ったことはどういうことかというと、もし拒んだ場合に、1つは何で拒んでいるのか、その理由について丁寧に聞き取りを行い、ここは課長、よくご承知だと思うんですけども、拒んだ場合は何で拒んでいるのかという理由を丁寧に聞き取りを行う。その上で、本当にこの対象者について扶養照会を行うことが適切であるかどうか改めて検討すると、こういうふうに言っているんです。非常に、この扶養照会の問題は、問答集などでも丁寧に改正がされております。この点は非常に大事な問題ですので、十分念頭に入れて、現場でも対応していただきたいということを申し上げたいと思います。 ちょっと先にいきますが、生活保護の(2)の級地の見直しについてお伺いします。 生活保護受給基準額市町村ごとの差を設けている級地というのがあります。これは、今6区分されているんですが、これを厚生労働省は、来年2023年度から見直しを行うということでずっと検討を行ってきております。昨年12月6日に生活保護制度に関する国と地方の実務者協議会というところで出された生活保護基準における級地区分の検討についてという報告が出されましたけども、そこでは、現在の6区分を3区分にしてはどうか、こういう提言がなされています。 国で行っている検討ですが、あと半年後には今の6級を3級にするようになるかもしれない。そのことによって、場合によっては生活保護の扶養の水準が全体として下がるかもしれない。こういう問題で、決して看過しているわけにいかない問題だと思いますが、そういった状況について、何か情報をお持ちでしょうか。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 生活保護制度の見直しにつきましては、国が設置しております社会保障審議会生活保護基準部会において検討されており、級地の見直しにつきましても、同様に検討されていますことから、今後、国の動向に注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 この問題は、生活保護受給者だけの問題ではないわけです。もし生活保護の扶助が引き下がった場合には、住民税の非課税限度額も変更になるわけですね。したがって、生活保護を利用していない方々にも市民生活に重大な影響を与えることになります。 現在の級地区分は、1987年、当時の消費実態に合わせて、それまでの3区分から6区分にした。こういう経過になっています。しかし、それから35年たって、世界も日本もグローバル化して、都市と農村の差も大きく縮まっています。 例えば、今、大網、茂原、東金を見ても、大型スーパー家電量販店、イオンはあるし、ケーズデンキもヤマダもどこもありますよね。もう都市も農村の差もなくなってきているのが35年間も見直しがされなかった。今回見直しするというのは大いに結構ですが、しかし、もう生活扶助費に差をつける、そういう実態はないんではないでしょうか。 住宅扶助費というのはありますよね。これは確かに都会のほうが家賃も高いし、あるいは家を購入するにも高いかもしれない。それなりに住宅扶助費というのは差があっても仕方ないのかもしれませんが、少なくとも生活扶助費、これに差をつける必要はないというふうに思います。 今、大網白里市は、6段階のうちの最も低い3級の2ですね。お隣、東金市は3級の1、千葉市は1級の2です。生活扶助費の東金との差、あるいは千葉市との差、もう何千円とか1万円以上とか、そんなに差がつくような区分けは、全く今の生活実態を反映しているとは言えないと思います。 厚労省の生活保護基準分科会では、今後、現場を把握し、保護の実施責任を持つ福祉事務所を管理する自治体等の意見を参考として検討していくというふうに言っております。扶助費の引下げにつながるようなことのないように、そして本市の不利益になることがないように、ぜひ現場からの声を上げていただきたい、このことをこの問題では要望したいと思います。 生活保護の問題で、最後に、(3)のケースワーカー業務についてお伺いします。 現在の大網白里市のケースワーカーの人数、ケースワーカー1人当たりの受持ちの人数、ケースワーカーの主な業務などについてご説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事社会福祉課長事務取扱] お答えいたします。 国が定めた配置基準では、被保護世帯80世帯につきケースワーカー1人を配置するよう定められており、本市におきましては、4人のケースワーカーを配置し、1人当たり約65世帯を受け持っている状況でございます。 次に、ケースワーカーの主な業務でございますが、被保護者宅への定期的な訪問調査により把握した生活状況や、関係機関調査による情報からの課題の分析を行い、自立助長につながる援助方針を策定するとともに、医療、介護等が必要な被保護者に対しましては、医療機関や介護事業者等の関係機関と調整を図った上で、適切かつ円滑に受診やサービスが利用できるよう支援しているところでございます。 また、電話や窓口等における被保護者からの各種相談への対応や保護費の計算、記録の作成等の事務作業を行っております。 さらに、生活に困窮している住民からの生活保護に関する問合せや相談等についても、随時対応しているところでございます。 なお、被保護者からの相談内容も、就労や健康問題、家族の問題など、年々複雑多様化してきており、相談にかかる時間も増えてきている現状がございますが、ケースワーカーとしましては、被保護者が多種多様な問題を抱えながら生活していることを認識し、対応するよう心がけているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 ありがとうございます。今課長からもお話あったように、1人当たりにかかる時間がだんだん多くなっているというお話もありました。そうだと思います。 やっぱり生活保護を受給している人、あるいは申請される方というのは、高齢であったり貧困であったり、様々な悩みを持っている方が多いわけですから、本当に1人、2人受け持つだけでも大変だと思うんですね。今お話があったように、国の基準は、1人のケースワーカー当たり80人、本市は、今4人で、1人当たり65人。もう本当に大変だと思うんです。国の基準も、これはもう見直すべきだと思うんですよね。 今、ケースワーカー業務を民間に委託しようと、こういう議論があります。既に閣議決定されて、2019年12月、ケースワークの外部委託、このケースワークというのは生活保護ケースワーカーが行う今言われたような相談、援助活動などですが、これを外部委託しようということを閣議決定しました。この閣議決定に基づいて法改正が今行われようとしております。ケースワーカー業務の民間委託、これは生活保護を企業の金もうけの場にするという大変重大な問題を持っております。 昨年、日弁連がケースワーカーの外部委託に反対する意見書を採択しています。大変長文の意見書ですが、最後にまとめの一文だけを紹介して生活保護の質問を終えたいと思います。 こういうふうに言っています。都道府県知事からの委託によって福祉事務所が実施している生活保護のケースワーク業務について、民間業者等への外部委託を可能とする法改正を行うことは、憲法25条に基づく国家責任の原理や最低生活保護という生活保護法の基本原理に反するとともに、ちょっと飛ばしますけども、ケースワーカー業務の外部委託を推進する立場から指摘されることのあるケースワーカーの業務過多、業務が大変だということについては、正規公務員であるケースワーカー及び査察指導員の増員と専門性の確保、調査事務、徴収事務等の簡素化、効率化による負担軽減によって対応すべきであると、こういうふうに述べています。 日弁連が述べているように、ケースワーカーの増員と業務の軽減を図るべく、これは市長にぜひケースワーカーの業務を軽減するように、増員も含めて対応をしていただきたいということを最後に要望を述べて、次の質問に入りたいと思います。 すみません、ちょっと順番を変えて、3番の新型コロナ感染防止対策について、先に質問させていただきます。 昨日来、この問題については質問されていますので、私のほうではダブって質問しませんので、簡単に質問をしたいと思います。 いろいろありますが、9月に入ってだいぶ感染が弱まってきていると、ピークアウトしたんだと思いますが、しかし、まだまだ高い数字になっております。油断できません。この第7波の経験の最大の問題点は何かというと、感染が爆発的に拡大しているにもかかわらず、発熱外来が対応し切れなかったということですね。どこに電話しても、これは大網病院だけじゃなくて山武医療センターに電話しても、あるいは民間の医療機関で発熱外来に電話しても、まず電話が出ないというようなことですね。その中で検査が十分できないということもあって、例えば家で誰かが感染しても家族は家にいてくださいというふうに言われて検査しないわけですね。 私、ある人から相談を受けましたけども、家にいてくださいと言われて、年金の生活の方だったら5日間、濃厚接触者でうちにいればいいかもしれませんけども、働いている人なんかは、感染しているかどうか検査していないんだけども家にいてくれと言われて、5日間家にいると、そういうふうに言われたんだけども、会社からもう首になっちゃうというふうに言っていたんですね。そうやって、実は検査もしないし、しかし家にいないで会社に出勤しちゃったという方が結構いると思う。それがまた感染を広げるということになったと思う。こういうふうにやはり検査が十分行えない、検査したくても出ないと、こういうことが最大の問題です。 今、だいぶ収まっていると思うんですが、今後、また次の第8波がいつ来るかも分かりません。そういう点で発熱外来、現状はどういう状況か。また、今後の新たな感染拡大などに備えてどういうふうに備えているか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 現在、市内において発熱外来の受入れを公表している医療機関は、大網病院と鈴木クリニックとみどりが丘クリニックの3医療機関でありますが、かかりつけ患者のみを受け入れている市内の医療機関もございます。 そのうち大網病院におけます発熱外来の状況につきましては、7月上旬から発熱やのどの痛みを訴える方の問合せが増加してきたことに伴い、7月13日から一般内科の午後外来を急患のみの対応とし、発熱外来の診療体制を強化しております。一時は、当日の受入れができないケースもありましたが、現在は予約枠内で運用ができていると伺っております。 この感染の急拡大に対しまして千葉県では、発熱外来の混雑を緩和することを目的とした千葉県新型コロナウイルス感染症検査キット配付・陽性者登録センターを再開し、重症化リスクの低い有症状の方などへ無料で検査キットを配付することとしております。 また、国は、医療機関向けの抗原検査キットと同じ性能を持つ製品についてインターネットでの販売を解禁していることから、今後は自宅からでも入手しやすくなるものと思われます。 市といたしましては、引き続き、このような情報をホームページ等にて周知を図っていくとともに、国及び県における新たな対応策についても注視していきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 最大の問題は、やはり検査しようと思っても検査できないと、検査が非常に少ないということがこれまでのコロナ対策の一番の問題だと思うんですよね。今、課長言われたみたいに、現状は発熱外来、そんなに逼迫しているという状況ではなくなってきているというのは大変結構だと思います。 それから、千葉県が無料のキットを登録者に対して郵送するというようなこともやられていると。非常にやっぱりこういうことというのは大事だと思うんですね。私も聞いていますけども、無料で申し込んで検査キットをもらって、そして送って検査結果が出たというような方がおります。 こういうことが、一番大事なのは、いかに市民に知らせるかということなんですよね。この間、皆さん方のご努力でホームページもだいぶ改善されましたね。以前は、感染したんじゃないかなと思ってもどこにつなげればいいか分かんなかったのが、今回は1ページの新型コロナウイルスのところをやれば、次に発熱相談窓口というのが2ページ目に開かれて、そこから相談所に行くと、これはとてもすばらしい改善だと思います。市長もすぐに英断されたようですけども。 こういうこと、つまり、感染が急拡大するとき一番何が大事かといったら、今日だって2桁の発表ありましたけど、私が感染しているんじゃないかと、熱があったからこれはコロナじゃないかなというふうに疑ったときに一体どこに相談すればいいのかな。例えば土日だとか夜なんかは、一体どこのコールセンターに電話すればつながるのかな。重要なのは、それが最大の今でもそうなんです、市民、毎日、何十人の方がそういう思いをしているわけです。それに対して、こういうふうに今制度になっていますよと、ここに相談してくださいと、ここにつながりますと。これを今言った県内、郵送でやっているとか、そういったことについてやはりいかにして市民に知らせるか。ホームページの改善は非常によかったと思います。 ただ、昨日、課長はお答えの中で、薬局で、5月で止まっちゃいましたね。第6波のときに、薬局であれだけ無料検査をやったのに何で止まっちゃったのかなと思ったら、ようやく9月1日から始めることになったと、昨日のお答えで、帰りに課長に聞いたら、大網のホームページからもリンクしていますよと、見たらリンクしていないんですね。そういう大事なことは、大網白里市のホームページを開けばそういうところにリンクすると、薬局でもやっていますよというようなことを、私、市民に周知する必要があると思うんですよ。 それでちょっと要望と質問ですけども、まず、これからも感染が拡大するかもしれないので、市独自でも大網病院に全自動の検査装置を購入するようと、こういう要望をしようと思ったんですが、市長の事務報告の中で独自に大網病院に全自動PCR検査装置を追加購入することにしたということですから、これは大変結構だと思います。これは患者にとって、市民にとっていいだけじゃなくて、病院にとっても、もう経験になるわけですよ、たくさんの感染者に対して応えなくちゃいけないわけだから。そういった意味では大変よかったと思います。 ただ、やっぱり感染が拡大した大きな理由は、医療機関、高齢者施設、そういうところに対して頻回検査、定期的な検査をやる必要があるんじゃないかと。これは県が判断しなくてはできませんから要望ということになりますが、ぜひそういう体制を取ってほしい。 それから、今回の第7波のウイルスの最大の特徴は、10代とか10代未満、10歳未満の感染が急増したんですね。そういう点では、保育園や学校、こういうところで無料のPCR検査を行い、自宅で発熱した場合には自宅で検査できるようなキットを配るとかというようなことをぜひお願いしたいと思うんです。 そのへんは要望でしたいんですけども、ちょっと昨日の薬局の検査のことをお伺いしたいんで、これとても大事なんですね。9月1日から、県が薬局での検査をやるということになったということなんで、その制度の仕組み、どういうふうになっているのか。それから、大網白里市では何件の薬局で、どういう店名が今対象になっているのか。そのへんについて、ちょっと事前通告はしていませんけども、昨日、課長言っておられましたんで、知っている範囲でお話しいただきたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 県が実施しておりました薬局でのPCR無料化事業のうち、無症状の方向けの感染の不安に対する一般検査が9月1日から開催されております。市内のドラッグストアにて行っております。細かな数値は今、手元にございませんが、ご容赦いただきたいと思います。 ヤックスですとかウエルシア、ほかにもございます。そういったところでやっていると伺っております。 また、ヤックスに実際の受付状況等を確認したんですが、そちらにつきましては、今逼迫している状況はないというふうに報告いただきました。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 蛭田公二郎議員。 ◆蛭田公二郎議員 ありがとうございます。以前と同じヤックスとかウエルシアで始めたということですね。今、逼迫している状況にないというのは、皆さん知らないからね、あれですよ。私、今朝、ホームページ見たら、千葉県が昨日ホームページで載せていましたね。これは千葉県のホームページ、1ページ開くと1ページ目に書いてある。よく見られているページということで、千葉県新型コロナウイルス感染症によるPCR検査、ちょっと細かくてよく見えませんけども、ということで。そこのところを開くと、千葉県コロナウイルス感染症に係るPCR等検査無料化事業ということで検査実施拠点の一覧だとか書いてあるんですね。 やっぱり先ほど言いましたように、コロナが拡大しているときは、私が感染しているかもしれない、熱があったから感染しているかもしれないので検査したいということの需要がとても多いということと、もう一つは、今言った薬局そうですね。感染していないけども検査したいという人がたくさんいるんですよね。いっときは主要拠点で駅の拠点なんかでやりましたけども、大網白里、大網駅なんか拠点が入っていませんからね。そういうことをいつやるのかなと思ったら、今回、遅まきながら、5月にやめて、6、7、8、9、4か月たって、感染がこんなに拡大したときやらないで、今始めた。 しかし、遅まきながら始めたので、これはぜひ大網白里市のホームページを押すと千葉県のホームページにリンクするように、ぜひ取り組んでいただきたい。今でもホームページ、だいぶ改善されたので、その点は本当に高く評価したいし、皆さん方は本当に大変な状況の中ご苦労されているのはよく分かりますが、引き続き市民の命を守るために頑張っていただきたいと思います。 ちょっと質問が長くなってしまいまして、2つの項目で終わって、あと残りの部分というのは半端になってしまうんで申し上げませんけども、次回に移したいと思います。 以上で私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、蛭田公二郎議員の質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午前11時5分から再開いたします。     午前10時54分 休憩-----------------------------------     午前11時05分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の通告者、石渡登志男議員の発言を許します。 石渡登志男議員。     (石渡登志男議員 登壇 拍手) ◆石渡登志男議員 皆さん、こんにちは。会派、新政ネットの石渡登志男でございます。今回は個人質問となりますが、最後までどうぞよきお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 先ほどまでは傍聴人の方がたくさんいたんですけれども、私になった途端に、もうほとんどほんの僅かで、ありがたいですね、でもね。あと、インターネット中継ご覧なっている皆様方、心より感謝申し上げたいと思っています。 昨日、同僚議員から有機米、それから有機野菜の件について質問等がございました。これが本市で導入されれば、なかなか生産量の問題とかいろいろありますので、難しい問題もあるかもしれませんけれども、やはり一つの売りにはなるでしょうね。義務教育期間中、小学校6年間、中学校3年間、9年間、健康で安心・安全な、そういった野菜を提供できますと、お父さん、お母さんの心を動かすことも可能かもしれません。 以前、私若いときに福岡正信さんという方がおりましてね、この方は実は日本ではあまり有名じゃありませんけれども、世界では大変有名な日本人の方の一人でございました。その中の本に「自然農法わら一本の革命」という本がありましてね。これを読んだときに私は物すごい衝撃を受けましてね。感銘を受けたんですね。 そしてその後、農業をやろう、といっても売る農業じゃありません、十数年間、農業をやり続けてきました。もちろん農業をやるからには観光農業じゃありません。観光農業というのは今の農業形態、一般的な農業の形です。有機栽培という形になるんでしょうね、野菜を作ってまいりました。鶏糞だけを頼りに当初はなかなか思うようにもやはりいきませんでしたが、かなり長くやっていきますと、それなりの収穫量も得ることができるようになりました。我が家の子どもたちに食べさせたり、あるいは身内の方にやったり、ご近所の方に配ったり、売るための野菜じゃありませんから、別に形だとか、そういったものは一切気にする必要はありませんね。 ただ、これでうまくいかなかったのが、やっぱりトウモロコシであります。トウモロコシは虫に食われちゃうんですね、とにかく。何度もチャレンジしましたが、失敗です。あと、タマネギ、これも化学肥料を使ったタマネギは大きくていいものが実はできます。でも有機肥料だけでやったタマネギは、私が作ったのは本当にこれぐらいの小玉ですね、小さかったです。でも非常に自分で作ったから言うのではありませんけれども、おいしさはかなりありましたね。決定打で違うのはやはりナスですよ。ナスを有機栽培で作った場合、これはうまさが断然違います。 じゃ、一般的な観光農業で作ったやつはおいしくないのかって、いやそんなことないですよ。作りたてを食べれば、やはりおいしいですよ。日数はかなりたってしまいますと、やはりトウモロコシと同様に、やっぱり味は落ちてくると思います。 つい最近、これは実は昨日もちょっとお話があったと思いますが、多古米の話。ここの町はどちらかというと小さな町ですね。でも私は注目をしていました。むしろこういう小さな町のほうのが意外と動きも早いですね。そして多古町のほうに行きましたら、これはやっぱり少子高齢化で結局何とかこれを対応しなきゃいけないということで、懸命に頑張っている町でありますね。パンフレットちょっと置いてあったもんですから、頂いてきまして、住みたい田舎ベストランキング、子育て世代が住みたい田舎部門、町ランキング全国第8位という、千葉県下では第1位、これすごいんですね。待機児童ゼロ、こども園、小・中学校の給食費ゼロ、高校生までの医療費ゼロ、第1子、第2子出産祝い金10万円支給、第3子以降、祝い金100万円相当の総額をお贈りしますと、贈りますということでありますね。 それから、公立病院では県内初となる病児保育所も実はつくられています。やはりせっぱ詰まった状況下が、こういったことを実は行ってきたんでしょう。写真もなかなかうまく撮れていますよ。小さなお子さんを母親が抱っこしながら、そしてお父さんとお母さんがみんなが手をつないで歩いている姿の写真が実はあります。住んでみたいかなという気にもやっぱりなってきちゃうんですね。こういった町であります。 多古米はブランド米で他を寄せつけませんね。圧倒的な強さを持っている。大網白里市の米も非常においしいと思います。思いますが、一たびブランド化されると、なかなかそれを突破することは私は難しいんじゃないかなと、そのように思っています。 それから、今日の農業新聞をちょっと見ましたらね、果物、果実だとか野菜摂取が多いと死亡リスクが約10パーセント低くなると、食べない人に比べて死亡リスクが10パーセント近く低くなるんだと、こういうことが分かってきたと、改めて裏づけられたということになりますね。 生産量の問題とか、そういった問題もありますけれども、こういった野菜類を大網白里市の子どもたちが食することができるようになれば、私は先ほど言ったとおり、これは本市の売りにもなりますし、じゃ、大網白里市行ってみようかなと、住んでみようかなという気にもなるかもしれませんね。 それとやはり安心・安全、こういったものを常に提供をしていくと。有機栽培と言いますと皆さんが農薬、そういったものも一切使わない、そう考える方いるんですけれども、決してそうじゃないんですね。自然物由来の農薬は使っていますね。それから、肥料ももちろん使っています。ただ観光農業と違いまして化学肥料とか、それから化学的な農薬、化学農薬は使わないということになっています。もちろん国が定めている安全基準で実は行っている野菜でもあります。 農業関係の話はこのへんで終わりにしますが、実は大網駅で大網駅移転開業50周年記念というのが7月2日にイベントで行われました。これは実は市の広報にも掲載されています。市が後援になってくださったんですね。駅長と話しましたけれどもね。その影響力はかなりあったということをはっきりと言っておりましたね。私もそう思ったんですよ。実は11時半ぐらいからコンサートというより吹奏楽部の演奏があるということで、ちょうど東金線の上のところ、ちょうどその時間帯ですと電車が東金線のホームに入ってこないんですよ。ほんの少しの時間だけれども。それを見計らって実は上で吹奏楽部の演奏、それから、それ以外にダンス、こういったものをやっておりました。 ちょっと若干遅く行きましたけれども、同僚議員ともお会いしましたね。これ見ていまして私すごいなと思ったんですよ。なぜかと言いますと、この11年間で駅にあれほど人がいただろうかって、こういう思いを持ったんですよね。初めてでありますよ、あれだけ大網白里市民の方々がいらしていただいて、そして演奏が終わりました。銀河鉄道999なんていう演奏もやっていましたよ。若い人の活気ある踊り、若さあふれる踊り、こういったものを見ていましたら、何かじんときましたよね。やはりこういったイベントは大事なものじゃないかなと思うんですよ。そして終了後は大きな拍手、物すごい大きな拍手でありました。これをやっぱり見てみますとね、今コロナ禍ですから、なかなかイベントを行うことも難しいかもしれません。その範囲内の中において行うイベントに限りが出てくるかもしれませんけれども、これだけ大網駅に11年間の間に初めてたくさんの人たちが来たと。これよその自治体の人から見たら、このまちすごいなって、こう思うはずなんですよ。活気あるなと、例えばこういうことを言いますでしょう。お金はあるよ、うちの自治体はね。ですからお金はあるからサービスから何から全部いいよ、活気もあるよ、こういう自治体もあるでしょう。お金もなければ活気もない、こういう自治体もあるかもしれません。お金はないかもしれないけれども、このまちは活気だけはすごいよと。やっぱり人が住もうと思ったら、こういうまちじゃないですかね。財政力が今は非常に弱い状況になっていますが、これは皆で一致して行っていけば、やがて財政もクリアできる問題じゃないかなと思っています。 そして今までできなかった住民サービス、あるいは新しい事業、こういったものにつきましても、財政力を高めながらいよいよいつか反転攻勢の時代がやってくると。大網白里市はこのままではいかない。このままではいかないよ、そういった思いで、市の執行部の皆様方がより一層力を込めながら私は行っていただければと、そのように思っています。 今回、イベントにご参加できなかった方も多数おられたと思います。今回50周年記念であります。あと50年たてば100周年記念ですから、きっと必ずやるでしょう。私も見たいと思っていますけれども、私が見たらいくつになっちゃうのという話になっちゃいますから。でも私あのとき思ったんですよ。あそこにいる子どもたちは100周年記念見られるなって、だって十四、五歳でしょう。50年たったら私と同じぐらいの年齢でしょう。だから見られるんですね。大半の人たちが見られるんです。若さってすばらしいなって思いました。 だから若い人たちにたくさん来ていただく、こういう施策を、そして市の最後の訴えにいたしますが、子育て交流センター、支援センター、こういったものをつくってきましたね。今まではハンディキャップがあったんです、この市は、そういったものがないんですから。やっと横並びになっていったと。ここからはこういったハード面からソフト面に切り替えながら、もちろんそれには財政力をつけない限り、何をやってもまずお金に頓挫してしまいますんでね。そこだけをしっかりと対応しながら、執行部の皆様方、引き続き、どうぞご尽力のほどよろしくお願い申し上げまして、これからいつものように発言席から一般質問を行いたいと思います。     (石渡登志男議員 発言席着席) ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 最初の質問であります。 これは去年の6月にも大体1年に1回か2回ぐらいはいつも行いますね。なぜかと言いますと、やっぱり市民の皆様方にもっと備蓄をお願いしたいんですよ。備蓄がないばっかりに殺到しちゃいますでしょう、市役所にああやって。あれだけ殺到したら、てんてこ舞いになることはもう分かるんですよ。本当に備蓄に困っている人が市役所に来て、そしてそういった方々が助かると、これが本来の私は姿じゃないのかなと、そう思うんですね。いや、いざというときのことを考えてなかったのよ、だから備蓄なんかないんだよと、じゃ、市役所行こう、みんながそう言ってしまったら、これ大変なことになってしまいますね。 そこでちょっとお聞きします。 2つあるんですけど、1個ずつに対応していきます。 飲料水と食料等の備蓄量はどれぐらいありますか、お聞かせ願えればと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 北山正憲安全対策課長。     (北山正憲安全対策課長 登壇) ◎北山正憲安全対策課長 お答えいたします。 市では、災害発生直後の生命維持や生活に最低限必要な食料や飲料水などの備蓄品を災害発生から3日間程度賄うことができるよう、備蓄目標に基づいて計画的な備蓄を進めているところでございます。 8月末現在の備蓄状況でございますが、食料については備蓄目標数量の3万9,270食に対して3万8,569食を、飲料水については目標数量3万9,260リットルに対して3万4,808リットルを保有しております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 実は9月3日5時24分頃、千葉県北東部を震源地とする地震で朝方どすんと来ましたよね。びっくりした方もたくさんおられるかと思います。そこで、ちなみに先月8月の東方沖地震、これをちょっとこういった地震、震源地とする地震がどれぐらい起きているのか、ちょっと調べましたら、8月3日、12日、14日、18日、19日、20日と計6回発生しています。結構多発しているんですね、やっぱりね。7月は実は3回ほどであります。2回は東方沖、1回は房総半島南東沖で発生しています。今後どうなるか分かりませんけれども、多少なりとも活発化しているんじゃないのかなと。 東方沖地震というのは、大網白里市に対しては非常に大きな脅威に私はなってくるだろうと。ですから、この地震に対してもやはり十分な備えをしていかなければいけないのではないかなと思っています。 では、ここで2つ目の質問に入らせていただきますが、8月の台風発生時における土砂災害警戒区域における避難世帯と該当する避難者数はどれぐらいの人数おりましたか。 ○副議長(小倉利昭議員) 北山正憲安全対策課長。     (北山正憲安全対策課長 登壇) ◎北山正憲安全対策課長 お答えいたします。 台風8号につきましては、8月13日深夜から14日未明にかけて千葉県に最も接近し、また、大雨警報が発令される可能性があったことから、午後4時に市内90か所の土砂災害警戒区域における対象世帯数223世帯620人に対し警戒レベル3、高齢者等避難を発令し早めの避難を呼びかけたところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 今までは数年前までは私もそう思っていましたけれども、地震に注意すればいいかなと思っていたんですよ。今ちょっと違ってきましたね。台風なんかにもえらい注意が必要になってきましたよね。気候の変動はあるのかもしれませんけれども、そういった中において避難をした場合は、やはり避難所生活の問題が必ずここに引っかかって出てきます。日本の場合は以前にもちょっと言いましたけれども、体育館みたいなところにブルーシートを敷いて、さあどうぞと、先進国でこんなことをやっているのは日本ぐらいのものですよ、昔から。私ちょっと調べてみましたけれどもね。そして、食事を受け取るのに、だっと並ぶんですね。そして並んで受け取って、自分のところに戻って食事をいただくと。何かこれまるで美談のように、日本人はすごいなみたいな感じになっているところもありますでしょう。私そうは思わないんです。よその国の避難所見ますと、トイレ一つでもコンテナ、こういったものを持ってきましてね。ゆとりあるトイレの使い方ができるんです。災害だからしようがないんだよと、そんなことありません。災害も日常の中の一つでもあるんですね。 例えば過去の地震を見ますと、これも言ったかもしれませんけれども、このトイレがあるでしょう。トイレの便器の中にもう大がいっぱいなんですよ。おしりなんかつけられませんよ。右側にもいっぱい、足元の左側にもいっぱい、これでどうやって利用するんですかという問題ですよ、利用できませんでしょう。そうしますと、女性なんかはためらっちゃうんですね。そして実は女性の方の性被害というのも避難所の中でも実はあります。それからトイレに行くときにもあります。こういったことも考えていきながら、避難所生活というものをよく災害関連死ってあるじゃないですか。これは地震や津波は土砂崩れ、こういったもので助かっても、避難所で亡くなっちゃうんですよね。じゃ、何のために避難したんだということになりかねませんでしょう。 私、何年か前ですか、行政視察で、産建の行政視察で広島のほうに行きましてね。そして土砂災害現場を見てきました。向こうの自治体の方がご案内していただきましてね。これはひとたまりもないだろうと思いましたよ。あっという間に命を奪われてしまっただろうと。大網白里市も同様で、こういった方々が命を失わないようにやっぱり持っていかなければいけない問題じゃないかなと思っています。それをちょっとお伝えいたしまして、結構それなりに人数いるんですよね、それでもね。 2番目のデジタル博物館におけるさとふるクラウドファンディングの結果について、支援者合計と寄附合計額は幾らになりましたでしょうか。 ○副議長(小倉利昭議員) 石井一正教育委員会生涯学習課長。     (石井一正生涯学習課長 登壇) ◎石井一正教育委員会生涯学習課長 お答えいたします。 平成30年2月から公開を開始しました大網白里市デジタル博物館ですが、5年目を迎え当ウェブサイトへのアクセス数も順調に伸びております。 また、新たなコンテンツの追加を毎年行いながら、デジタル博物館の充実を図るとともに、広報紙やホームページ、ツイッター等のSNSを活用しながら周知に努めております。 今回、新たな取組としてデジタル博物館に小学生向けのコンテンツを作成するため、さとふるクラウドファンディングを活用して寄附の募集を行いました。さとふるクラウドファンディングにおけるプロジェクト名を「デジタル博物館×小学校教育 考古資料の教材化プロジェクト」として目標金額を240万円、寄附募集期間を5月23日から8月1日までの71日間として実施いたしました。 結果につきましては、47人の支援者のご協力により39万3,000円のご寄附をいただきました。皆様からいただきましたご寄附につきましては、今回のクラウドファンディングの目的であります小学校の教科書の内容に沿った分かりやすいコンテンツの作成に活用してまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 今ちょっとお聞きしましたら47人で支援者寄附合計額が39万3,000円というお話がございました。目標金額が200万円以上ですから全然至っていないというのが実態でありますけれどもね。でもそれは結果論でありましてね。私はやったことに大変意義があると、挑戦したということにね。今までの市はどっちかというと、こう言うと怒られちゃうかもしれませんけれども、消極的だったのかもしれません。とにかくやったと。それに対して結果がこういう結果だったけれども、一生懸命やりましたと、47人も支援者がおりました。39万3,000円寄附金額を預かりました。どうもありがとうございますということでありましょう。これを次に生かしていけばいいんですよ、やっぱり。じゃ、どうしたらもっと支援者数も増えるかな、寄附金額も増えるかな、それを考えながらやっていけばいいんですね。 そして、ちょっと話をしたときに私、一言ちょっと言わせていただきましたけれども、これ市内在住の方はふるさと納税のワンストップ特例の対象となりますと、自治体に申請書を送るだけで寄附分の税額控除が受けられる便利なシステム、これがワンストップ特例というものなんですが、なかなか分かりにくいですよね。ちょっと書いていただければ、ちょっと寄附しようかなという気にもなるかもしれませんね。だって申請すればいいんでしょう。こういったことに挑戦中とはっきり書いてあります。いいんです、これで、この次、これを生かしながら、ぜひとももっとよき結果が出るように頑張っていただければなと。私は今日のこの一般質問でそれを言いたかったんでありますね。 次に、3番目、時間も限りがありますので3番目に入ります。 言いたいことはいろいろあるんですよ。でも時間の問題もありますから、夏期観光の結果について、白里海水浴場の入込み客数、これ一括で質問します。また、白里海水浴場において、市が行った活動等はございますか、お聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 深山元博商工観光課長。     (深山元博商工観光課長 登壇) ◎深山元博商工観光課長 お答えいたします。 今年度の白里海水浴場では、開設期間の7月15日から8月28日の45日間で約6万5,000人の方々が来遊しました。なお、夏期期間の7月1日から8月31日までの62日間での入込み数は約7万6,000人でございます。 また、海水浴場開設と合わせて、コロナ禍においても実施可能なイベントとして、8月11日の山の日に市観光協会主催によるマリンの大抽せん会が開催され、約1,000人のお客様に参加していただき、大いににぎわいました。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 もっと落ち込むかなと思っていましたよ。それでもこれだけの人数の方々が白里海水浴場をご利用してくださったということは大変ありがたいことだなと。この質問をするとき、夏期観光の質問するとき、私は魚のつかみ取りだけじゃなくてね、みたいなことを言ったこともあったと思います。こういったイベントをどんどんこなしていく、やっていく。コロナ禍においてでありますから、その中でできる範囲という形になりますけれどもね。やはりイベントを仕掛けるところはやっぱり強いんですよ、絶対的に。1,000人来られたということですから、非常にすばらしいことだなと。 それと、地引き網につきましても、地引き網の権利を持っているというんですかね、その方とちょっとお話しました。地引き網やってくださいよと。地引き網聞きましたらね、あれ単純に誰でもできるのかなと思ったら、そうじゃないそうですね。やっぱり技術というものがあるんだと。今一人の方ができると。じゃ、その方がいなくなってしまったら地引き網、困難になっちゃうんですね。ですから湘南辺りも若い方々に、その継承をしているということを言っておりましたよ。だったら、そういった形での継承も必要になりますよねって話したんですね。地引き網やってみたらどうですかと。少し考えていただけると思っています。来年か再来年か、やっていただけるでしょう。これも一つの大きな私は目玉になるんじゃないのかなと。 そして、近隣自治体にある海水浴場行ってきましたよ。そうしてびっくりしたのが、1軒とか2軒しかない海の家の設置があるんですね。そういうところはどうしても少ないんですよ、海水浴客自体が。そして侵食もありますものですから、海がもう白里につながっていないんですね。もう降りなきゃいけないんですよ。海の家は上にある、海水浴場は下にあったんですね。やっぱり使い勝手悪いですよね。だから少ない人数で侵食の影響なんでしょう、致し方ないのかもしれませんけれども。ですから、海の家の減少というのは、着実に海水浴客の入込み客数を減少させてしまう、私は大きな要因ではないかなと思っています。 大網白里市の海水浴場というのは、白里海水浴場というのは皆様方もご存知のとおり、本市最大なる観光資源であります。これをもっともっとイベントを仕掛けながら対応していただければなと。 それから、以前海浜レクリエーションゾーンという形で、この白里海岸一帯を位置づけ、自然環境の保全に努めるとともに、通年型の海浜レクリエーションニーズに対応する機能を強化したいと、こういう言葉がありましたよね。前にもちょっと言いましたけれども、今、大型のキャンプ場、実は近隣自治体の中でも最大なるキャンプ場になるかもしれません。非常に大きなキャンプ場の建設、見ていらっしゃるでしょう、皆さん方もね、担当課はね。私そのオーナーともちょっと話しましたけれども、回収できていないと、というか数千万円ぐらい使っちゃっているんですね。でも言ってきたのが一つありましたよ。白里地区を活性化したいと。大変いいことですよね、やっぱりね。だから俺頑張っているんだよというね。やっぱり支援したくなってくるじゃないですか。私はっきり言いましたよ。何て言ったかと言いますと、回収できないと。数千万円使ったら回収できない。どれぐらい日数かかるかも分からないよという話をさせていただきました。だからこういうパンフレット、みんなそろってちょうどいいまちなんていうパンフレットがありますよね。写真もなかなかうまくこれ見たときに、ああ、うまく作ってあるなと思いましたよ、私は。こういったところにもこうやって一生懸命やってくださる方については、ちょっと計算してあげてもいいんじゃないのかなと。そしてこれが大網白里市の一つの売りになりながら、なおかつ海浜レクリエーションゾーンの一つとして、私これ第1号になるんじゃないかなと思っているんですね。どんどん発展していけばいいと。均衡のある発展、これはやっぱり必要不可欠じゃないのかなと、私はそのように思っています。 執行部の皆様方、担当課の皆様方、引き続きご尽力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 そして、最後の質問、高齢者の見守り活動についてお聞きしたいと思います。 先ほどのちょっと言い忘れましたけれども、1,000人来たというのはすごいですよ。催事でやっぱり1,000人来るというのはなかなか大変なことなんですね。それだけやっぱり人気があったと。成功したんじゃないですかね。だからこそ海水浴客も6万5,000人ですか、これだけの方々がいらしてくださったんじゃないのかなと、そういう思いを持っています。 ちょっと話飛んでしまいましたが、高齢者の見守り活動についての事業について、これについてどういったものがあるのか教えてください。 ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 独り暮らし等で見守りが必要な高齢者につきましては、民生委員による月1回程度の訪問に加え、個々の心身の状況に応じて地域包括支援センターや在宅介護支援センターの専門職員による訪問や電話での見守りを行っているほか、社会福祉協議会各支部など、多くの方々による見守りも行われております。 見守りが必要な高齢者のうち緊急時の対応に不安のある方に対しましては、緊急通報装置を貸与し、月1回程度の安否確認の実施や急病時など、緊急事態が発生したときの通報体制の確保に努めております。 また、認知症により徘回が心配な方には、行方不明になった際早期に発見できるように、QRコードつきラベルシールの交付を行っております。 さらには、郵便局、宅配業者など民間事業者7社と協定を締結しており、日々の見守り活動を行っていただいております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 これを今回、私質問に上げた実は理由があります。深刻なる理由があるということであります。8月2日の日に駅に私立っていましてね。そしていつものように時間が終了しましたので、この日はいつも遅いときはもっともっと遅いんですけれども、時間外もあるんですけれども、この日はたまたまなぜだか分かりませんが、無事にその時間に終了しました。8時台でありますね。そして自宅に戻る途中1軒の家があります。雨戸が閉まっていましてね。私は異変を感じたんですよ。普通ならこの時間帯閉まっていないはずだと。ご近所の方に、もちろんその方私存じておりました。ご近所の方にお聞きする前に、そこの家に行きましてとんとんとノックしましたよ。「何々さん、何々さん」と声かけました。でも反応がありません、全く。そしてちょっとご近所の方に、朝どこか出かけましたかね、買物に行ったのかなとも思ったんですね。「朝見た記憶があるんだよね」って、こう言ってきたんですよ。なら大丈夫かなと思ったんですね。近くの方が見た記憶があるというんだったら、見たよというんだったらば大丈夫かなと思って、でも念のため、もう一回見てみますと。また家に行きまして、とんとん、さっきより強い勢いでたたきましたよ。「何々さん、何々さん」やっぱりおかしいと。雨戸が閉まっていますので開けられないんですね。裏手のほうに回りましたら、上にある雨戸がありましてね。そこのところがちょっと雨戸が開いていたんですね、たしか。それで電気もついている、あれ、何だろうと思って、じゃ、もしかしたらトイレにでも入っているのかなって一応思ったりもしたんですけれども、台があったものですから、近くに、その台をちょっとこうずらして、そこのところ私の身長では全然見られないんですね。台に乗っかってふっと見たら下が見えたんで、倒れていたんですよ。これはいかんと思いましてね。近所の方にも倒れていますと、救急車の手配をお願いしたい。私そこの窓に乗っかって助けようと思ったんですけれども、いかんせん私の身長ではなかなかその窓に届かない。台に乗っかっても1回目はやっぱり難しかったと。でも人間というのは不思議なもので、助けなきゃいけないと思ったら渾身の力を込めて、何とか上に上がることできたんですね。そして、もう土足だ何だとか言っていられませんので、そのまま飛び降りました。そして、大丈夫ですか、ゆらすことはできませんね。何かあったときに大変になりますので、大丈夫ですかと、この言葉しか出ませんでね。でも大丈夫じゃないことはすぐ分かったんですよ。なぜかと、全く動かない。そして嘔吐物がありましたけれども、おそらく血が混じっているだろうと思いました。でも、もうすぐ来ますよ、救急車が。もうすぐです。救急車が急いで来ていただきました。でもコロナ禍のため、ちょっくら病院が最初のうちは決まらなかったんでしょう、救急隊員の人が私に対して「保険証どこにあるか分かりますか」と聞いてきたんですね。でも私分からないじゃないですか。一緒になって探しましょうって探していたら、電話帳ノートみたいのがあって、そこに娘さんの電話番号書いてあったものですから電話いたしました。娘さん出られなかったものですから、ご主人の電話番号にもう一回かけました。そうしたらご主人出られましてね。お母さんが倒れていますと、至急来ていただけませんか。その終わった後に救急車の方がその高齢者の方を担架に乗せて、そのときに申し訳ないんだけれども、救急車に乗っていただけますかと、こう言われました。構いませんと。でもその後すぐに今コロナ禍のためやっぱり救急車乗れませんと、自分の車でちょっと来ていただけますかということで、病院名聞いたものですから、行きましたよ。救急車が搬送されて治療を受けますよね。そのときに救急の待合室みたいのがありまして、そこに1人ぽつんと座っていました。何とか助かってほしいという思いでね。そうしたら看護師さんが入ってきましてね。もちろんその前に自発呼吸をしているかどうか、倒れているときに確認をしまして、それは問題ないと思いました。そうしたら自発呼吸もしています。心臓も問題ありません。ただ、熱がちょっとありますんで、これからちょっとコロナの検査をします。それともう一つ、脳の検査をやってみますと、こう言っておりました。やがて先生が来られますので、こちらに時間があるならば、いていただけませんかという話だったものですから、全然構いませんということで、その間懸命に何とか助かってほしいと思っておりました。先生入ってきましてね、先生の顔を見たときに駄目だと思ったんです、私。一瞬で思いました。それで開口一番「助かりません、脳出血です」こういう言葉を言われましたね。後で娘さんにちょっと聞きましたら、脳幹といって、この真ん中ありますでしょう。ここのところはもう致命的ですよね。そのすぐそばだったらしいものですから、助かっても手術しても植物状態になるでしょうということでありました。そのときに先生は私に対して、もっても今日の夜まで、娘さんご夫妻を呼んでいますので、懸命に車で来ておりますから、そうしましたら先生も思ったんでしょう。じゃ、何とかもたせたいと、こういう気持ちがあったんでしょうね。そして娘さんご夫妻が来て、12時30数分に実は永眠いたしました。 後日、一緒になって助けてくださったご近所の方のところにお礼の挨拶行きましたら、もし石渡さんがあのとき気づいてくれなかったら、この方は数日間そのままになっていたかもしれないと。何とも悲しいですね。 それで私の勉強不足があったからいけないんですけれども、市に緊急通報サービスと、そういったものあるんですよ、非常にいいものがね。安いんですよ。住民税が非課税の方は200円、住民税が課税されている方は400円、日中の独居者は1,200円、しかもこれボタン押すんですけれども、こう書いてあるんですね。家にいるとき急に体調が悪くなったり、緊急事態が発生したときに、ボタンを押すとサポートセンターにつながります。オペレーターが受け、必要に応じて緊急連絡先や協力員、あらかじめ登録しておきます、に連絡します。急病の場合には救急車を呼んでくれます。もし救急連絡先や協力員と連絡がつかない場合は、それでも大丈夫なんですね。警備員が自宅に駆けつけ安否確認を行います。これが非課税の方は200円、さっき言ったとおり課税されている方は400円で設置されるんですね。そして何人かの高齢者に私お聞きしたんですね。少し前にご主人を亡くした家にもちょっと行きまして聞きしたら、「こういったシステム知っていますか」と言ったら、「いや、知らなかったです」と。娘たちも心配して、そこの家も毎日電話くれるんですと。安否確認ってありますよね。違う方にもちょっと聞きましたらね。初めて知りましたと。知っている方も結構多いと思います、それなりにね。ですから、ある程度の数で今ご利用している方もいますよね。もっともっとどうぞ広めてあげてください。中には助かる命もあると、これによってね。だから私はこういったものを市が力を込めながら、そして大網白里市民を何が何でも高齢者になっても助けていくんだよと、こういった気構えの下にどうぞ高齢者支援課長も、あるいは副課長並びに職員の皆様方も、全力を挙げてこういったものを皆さん、こういったサービスがありますよ、利用してみませんか、何かあったときに、やっぱりその高齢者の方に聞きましたら、「具合が悪くなったときに本当に心配なんです」という声がありましたよね。でも私こんないいシステムがあるとは、私がいけないことで知らなかったというのは、私自身はばか三太郎です、はっきり言いましてね。だから、どうぞ広めていただきますよう、重ね重ねお願いいたしまして、五、六分ちょっと、もっと時間あるのかな、幾らか早いですが、12時のつもりでおりましたので、このあたりで終わりたいと思います。どうもありがとうございます。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、石渡登志男議員の質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午後1時から再開いたします。     午前11時53分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の通告者、岡田憲二議員の発言を許します。 岡田憲二議員。     (岡田憲二議員 発言席着席 拍手) ◆岡田憲二議員 令和4年第3回定例議会一般質問、最後に質問いたします岡田憲二であります。通告時間の関係もありますので、直ちに質問に入ります。 答弁におかれましては簡潔明瞭に、そんな難しい答弁を求めるつもりもありませんから、あまり長々とした答弁の場合は打ち切らせていただきますから。     (発言する者あり) ◆岡田憲二議員 いいんですよ、だから、すぐ分かる短い答弁でいいって言っているんだ。 7月8日付の読売新聞に、私の一冊と題して金坂市長の記事が掲載されておりました。読後になぜか違和感が残りました。私の知り得ている金坂市長と記事の金坂市長とは少し違うのではないかなと、懸案の事業のことを、また今後の事業の未来に思いをはせているとのこと、また白州次郎氏の言葉を胸に刻み込んで、市政のかじ取りをしてきたとのことでございます。 それでは、市長、白州次郎のことをよくご存知のようでありますから、白州次郎氏のことから質問いたします。 白州次郎氏の言葉に、原理原則という言葉がありますが、これはいかなることを指しているのでしょうか。また金坂市長の市長としての原理原則は何しょうか。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 読売新聞の記事ですけれども、こちらを一般質問の材料にしていただいたということ、また議場でもお配りをいただいているんでしょうかね、ということで、感謝を申し上げたいというふうに思います。 このプリンシプル、原理原則とは、やはりシンプルにものの道理といいましょうかね、そうしたことに忠実に何事も行っていくというふうに解釈をしておりますし、私も常日頃から昔から過去からあるものをしっかりと引き継ぎながら、それを自分の中で消化をして、そしゃくしながら形にしていく、そういったことを心がけております。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 白州次郎氏の原理原則、これは簡単に言えば、日本人であることの矜持を持って行動すると、こういうことなんですね。そしてもう一つ、ある要件でマッカーサーの下を訪れた白州次郎氏は、マッカーサーの態度に血相を変えて叱り飛ばしたことがある。結果はマッカーサーが白州次郎の下で謝った。これは有名な実話でありますが、何のことで白州次郎氏にマッカーサーが謝ったのでしょうか。市長、お答えください。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 クイズを出されているような雰囲気なんですけれども、白州次郎が激怒したというのは、昭和天皇からのたしかクリスマスプレゼントだったと思いますけれども、それを渡したところ、そこに置いておけというようなことをマッカーサーが言ったというところで、仮にも一国の元帥である天皇が贈ったものを、そんなところに置けとは何事かということで激怒をしたというふうに記憶をしております。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 そのとおりなんですね。日本人としての矜持を持って、きちんとたとえ相手が誰であろうと屈しないと、そういうことなんですね。 次に、白州次郎氏が常に口癖のようにいっていた言葉は何でしょうか、市長、お答えください。口癖、誰にでもこうだろう、こうだろうって誰にでも言っていた。これも有名な言葉ですよ。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 それでは、私のほうから言いましょう。 戦争には負けたけれど、奴隷になったわけではない、こういうことなんです。 次に進みます。 懸案だったJR大網駅周辺の再開発は、入り組んだ市街化調整区域を整備し、徐々に整備が進んだと、こうありますけれども、この駅東区画整理事業の経過は、平成10年に大網駅東地区開発準備室を設立し、平成15年11月に大網駅東土地区画整理事業の事業計画が決定され、今日に至っております。市長は記者との打ち合わせのときに、大網駅東土地区画整理事業のこの経過も説明するべきではなかったのではないのかな、このように私は思います。この記事を読んだ人は、市長、あなたが自分で駅前再開発を進めてきたと推測するに十分な内容だと私は思います。この大網駅東土地区画整理事業にご理解、ご協力をいただいた多くの地権者の皆様、そして2名の元町長さん、その時々の多くの議員の皆様に対しての心遣い、敬意の念が一かけらも感じられない文章でないかなと私は思いますが、市長、このことをどのように思っておりますか、お答えください。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 駅東土地区画整理事業をはじめ様々な事業というのは、やはり長い年月がかかるものでございます。そうした中で先人の方々の尊い努力によって築かれたそうしたものを、今回この東区画整理事業に関しては、堀内町長から引き継いだわけでありますけれども、そうしたことは、そしてその当時議会でお決めになった皆様、また地権者の皆様等々、そうした思いは十二分に受け止めているつもりであります。ただし、この記事になりますと、読売新聞も全国紙でありますので文字数に限りがあるというふうに思いますし、またインタビューの時間も限られておりました。その中でそうした経緯から感謝の念というものを申し上げるという間もなかったわけでありますので、そのへんはこの場にて表明をさせていただきたいなというふうに思います。本当に皆様方のおかげで今の大網白里市があるというふうに思っております。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 記事にするには原稿を示して、これでいいですとかいうことでやるんじゃないですか。多分そうだと思いますけれども、何でも。ここに堀内町長があなたに引き継いだ、そのときのメッセージというか、ありますよ。ちょっと読みます。 堀内町長は、大網駅前の区画整理事業や同町アリーナ建設などの実績を振り返りつつ、5万人の大きなまちになった今、新たなリーダーが求められていると、引退の理由を説明した。なかなか立派な町長さんじゃないですか。そうでしょう。こういう配慮がなければいけないんですよ。 次に、白里地区の活性化に力を注ぐとありますが、昨日の答弁では、市長は道の駅をつくると、こういうふうに表明しております。ここに、このように2012年12月22日に発行しておる「日刊建設タイムズ」という記事があるんですが、ここから抜粋した記事が要点のみを読み上げます。ちょっと早口で言います。 大網白里町を大網白里市とする処分書の交付が19日県庁の知事応接室で行われ、県から石渡哲彦副知事、大網白里町からは金坂昌典町長、加藤岡美佐子町議会議長、このほか地元選出の阿井伸也県会議員が出席した。交付後に行われた記者会見で金坂町長は、東日本大震災を踏まえた津波対策として、海岸地域の道の駅の建設を検討する。このことについて、津波避難施設の機能を備えたものとする方針を示した。また石渡副知事は人口5万人であることから、今後も単純に開発のみではなく、住みよいという町長のテーマはすばらしい着眼点だと感じる。このように述べ、同町は交通の起点でもあることから、周辺地域の中でもこれから一番伸びていく地域であろうと。市制施行になり、おそらく今までに経験したことのない分野を担当することになる。このように思うが、県としてもいろいろな面において支援できるところはしていきたいと、このようにバックアップを約束し、会談を終えた。その後、また石渡副知事は金坂町長に、すばらしい市になることを期待する。また、なるだろうと思っていると激励の言葉を述べた。このように書かれております。 現状の大網白里市、そして市長が大きなお話をした道の駅がこういう状況だと、石渡副知事もどう思っておりますかね。 それでは、平成24年に策定した大網白里町道の駅基本計画は、今現在どうなっているのか。課長、早口で答弁してください。 ○議長(北田宏彦議員) 飯高謙一企画政策課長。     (飯高謙一企画政策課長 登壇) ◎飯高謙一企画政策課長 お答えいたします。 大網白里町道の駅基本計画につきましては、市議会、県議会議員をはじめ、市内の商業、農水産業等の関係団体、地区の代表者、広報委員、そして関係機関の推薦者で構成する道の駅基本計画検討委員会を設置し、平成24年度に策定したものでございます。 当基本計画を策定して以降、これまで庁内関係課における検討のほか、平成28年度からは当課と関係各課連携し、事業化の可能性について検討を行ってきたところでございます。市といたしましては、白里地区に1年を通して訪れることができる交流拠点施設の整備につきましては、新たなにぎわいを創出し、地域経済の活性化を図るためにも有効な施策であると認識しているところでございます。 当事業の推進に当たりましては、現在の厳しい財政状況を踏まえ、初期投資の抑制や経営形態、利用客層を踏まえた施設規模など、できる限り市の費用負担を抑える整備手法を基本としつつ、当基本計画に沿った施設の整備建設の可能性も含め、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 今課長にサッと読んでいただきましたけれども、鳴り物入りで市長が計画したこの大網白里町道の駅計画、いつの間にかどうなったか分からなくなっている。しかし、金だけはどんどん市の財産をつぎ込んでいるんですね。調査費も、そして測量も、地盤等の検査も、そしてコンサルまで頼んで相当な大金がこれにつぎ込まれているんです。そして途中でもって何が何だか分からないけれども、やめちゃったと。今課長答弁ありましたけれども、検討しているんですと言っていた。世の中に10年も検討しているばかがどこにいますか。そんなものは検討と言わないんですよ。 石渡副知事にも約束したのは市長、あなたでしょう。そうすれば石渡副知事はあなたの言うことを信用して、いいまちになるだろう、いろいろバックアップすると、こういうふうに約束してくれた。今どうなっていますか、それ、あなたの言ったことは、実現しているんですか。これもししてなければ、副知事に約束したんだから、実現してなければ大網の恥ですよ。そのこと市長、どう思っていますか、お答えください。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 ご案内のとおり、市制の施行の処分書公布のときに、石渡副知事とはそういったお話をさせていただきました。その後も石渡副知事とは何度もお会いしてお話をする機会がございます。また、これまでの10年間の中で様々市としての機能を備えなければいけないという中で事業を行ってまいりました。ピンポイントで道の駅を挙げるんであれば、現在今取りかかっていないということでありますけれども、石渡副知事と約束をしたそのほかのことについては、しっかりと遂行をしておる。また、この件につきましても、やはりその約束に恥じることがないように、今回、昨日お話をさせていただきましたけれども、白里地域の活性化、これに向けてしっかりと核になるようなものを仕上げながら、そしてその周りが海岸レクリエーションゾーンとして認定をしたわけでありますから、そうしたことで住んでいる方、また遊びに来る方が楽しんでいただけるような、そうした活力ある地域にしていくことが、やはり石渡副知事と約束をした恩返しになるんじゃないかなというふうに考えております。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 10年もほったらかしにして、よくそんなことが言えますね。やろうとして失敗したんでしょうよ。最初からやらなかったんじゃない、やろうとして失敗した。ここに道の駅検討委員会の名簿があります。トップに千葉県県議会議員、これがトップになって、あと22名の委員ですが、ほとんど地元の県議とその関係者、ずっと委員になってやっている。それで何でできないんですか、何で途中でやめちゃったのか。それで、これから石渡副知事の約束果たすために、もう一回道の駅やりますって、そんなことをおかしいと思いませんか。もっとやるんなら早くからやっていなさいよ。首振っているけれども、おかしいに決まっているじゃないですか。10年間ほったらかしてできないものを、これから何をやるの。これやると長くなるから、いいですよ。     (「優先順位」と呼ぶ者あり) ◆岡田憲二議員 優先順位って、その当時だってそう言っていたじゃないか。白里地区のためにって言ったから私もオーケーしたんだ。何を言っているの。優先順位というのはいつでもあるんだよ。だから、これは市長がはっきり道の駅をつくると言ったんだから、我々議会も本気になってやらざるを得ない。だから、この件に長くなると後ができないから、後でやりましょうよ、ゆっくりと。 それから、多くの子育て世代が移住しているが、子育て支援は道半ばと顧みたと、こういうことがありますけれども、どういう意味かよく私には分からないんですね。この道半ばにしたのは市長、あなたですよ。以前に庄ぜん跡地を含む国道128号線沿いに地域福祉に係る情報発信の場及び災害時のボランティアセンターなどの機能を備えた地域福祉活動の拠点施設を整備すると、こういう計画があって、議会も承認して、そして庄ぜんの隣にあったスタンド跡地4,172万2,000円で購入して、事業がスタートしている。しかし、それもいつの間にかストップしてしまった。 それで私はこのことに関して、令和2年12月の定例会にこの場で質問した。そうしたら、そのとき答弁した当時の副市長が、地域福祉センターについては、場所や必要性などもう少し時間をかけて検討したほうがよいのではないかと考えまして、その旨を市長に進言し、市長のご理解もいただきましたので中止をしました。こう答弁している。これおかしいでしょう、市長、あなたが議題として、福祉センターのあれを議会に上げてきたんでしょう。それで議会もオーケーして、予算措置まで取ってやってきたものを、副市長に言われてやめちゃった。市長のご理解をいただきまして、やめましたと言っているんだ、この場で。いわゆる、あなたさえ、副市長、あなた何を言っているんですか、これは昨日、今日計画したものではないんだと。ずっとこれを懸案でやりたいということで計画していて、ようやく事業化できるようになったんだから、あなたがそんなこと言ったって駄目ですよってあなたが答えれば、それで終わりだった。それを理解を示してオーケーしたんでしょう。そういうことでしょう。はい、では、これはこれでいい。 これから少し各課、それから金坂市長が事務報告等で発言した言葉を順次読み上げますので、よく聞いておいてください。 令和2年の第3回定例会で市長事務報告の中で、「財政健全化に向けた緊急的な取組みについて」に記載のとおり、一般職の職員の給与の削減に向け、職員団体と協議の上、具体的な作業を進めると、このようにこの場、本会議場で述べております。しかし、この一般職員の給与を削減するということは、市や町、市町村にとっては最後の最後の最後である。そうでしょう、市長。そんな中途で勝手に一般職の職員の給料下げられないでしょう。それをあなたは下げようとした。これもやっていると長くなるから、実際皆さんも聞いているでしょう。それで、そのときに私が一般職、いわゆる職員は兼業を禁止されているからアルバイトはできないんだと。したがって、給料を下げられると大変なんだということをこの場で言っているの皆さん知っているでしょう。そういう大変なことをあなたはやろうとした。 そのときに、じゃ市長、副市長、教育長、どれくらい削減する、そういうようなこと聞いたら、そのときがまいりましたら、そのようにいたしますと林修みたいなことを言っていた。それは違うんですよ。職員の一般給与を下げるというそういう事態に立ち至ったならば、市長たるあなた、副市長、教育長、我々もこれだけ下げるから職員の皆さんもよろしく協力してくださいと言うのがこれ普通だろう。自分たちが下げると言わないで、職員だけを下げるというのはやっぱりおかしな話だ。     (「ラスパイレスの関係です」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 発言は議長の許可を得てから行ってください。 ◆岡田憲二議員 ラスパイレスであろうと何と、そんなもの職員の給与の削減なんて言うのは尋常じゃない。びっくりして早く辞めちゃった職員だっているだろう、こんなところにいられないと。     (「関係ない」と呼ぶ者あり) ◆岡田憲二議員 関係ないことはない、何言っているの。全てあなたのそういう行いから出ているんです。 それから、令和4年第3回定例会で市長の事務報告の中に、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、昨年から5ポイント減少し94.6%となり、令和5年度当初予算編成に当たり、新たな事業の抑制や既存事業の見直しを実施するとあなたは言っている、市長。 それでは、お聞きしますが、経常収支比率は100%を超えると、この市はどうなりますか。課長、お答えください。 ○議長(北田宏彦議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 経常収支比率については、常に必要な経費に対し、市税や交付税など経常的に見込める収入によりどの程度充てられ、賄われるか示す指標となります。仮にこれが100%を超えた場合ですが、経常的な収入では経常的な支出を賄えない状態になることから、道路や河川、防災対策や都市基盤整備などの投資的な経費に充てる財源としては、補助金や市債、基金等に頼らざるを得ない状況も考えられるところでございます。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 そうでしょう、市としての機能は著しく損なわれると、こういうような状況になるんだね。もうなるんですよ、今年はおそらく経常収支比率、近隣市町村から見ると、うちの市は2番だと思いますよ。2番と1番は上から2番じゃないんですよ、悪いほうの2番ということを言っている。来年は1番になっちゃう。もう財政逼迫どころの騒ぎではなくなっちゃう。そういうような状況が今続いているということですよね、そうだね。 それから、令和4年の8月8日、各課の監査やったんです。その監査のときに監査室からいわゆる全体的なまとめ、結びとして、財政状況は依然として厳しい状況であるから、国費等を積極的に活用するなど歳入確保に努められるとともに、引き続き新規事業の抑制や既存事業を精査するなど創意工夫を凝らし、健全財政運営を進めることを要望すると、監査室からこういうような要望が出ているんです。もう待ったなしの財政状況だと監査も認めているんです。それで監査だけではないんです。そのとき監査された財政課も、最後こういうふうに言っている。 本市は依然として標準よりも悪い状況にあると考えられますので、引き続き新規事業の抑制や施設の更新費用の削減など、施設の更新事業というのは、庁舎増築のことを言っているんだろうと思う。これに取り組み、市債発行の抑制等、基金の減少に歯止めをかけることにより、財政の健全化に努めてまいりたいと考えている。こういうふうに財政課が言っている。 金坂市長、11年9か月に上る市政運営にはいろいろな評価があるのも事実であります。しかし、マスコミ等に美辞麗句で語り、大言壮語をしてみても、市長の評価につながりません。市長に対しての評価は、結果によってのみ決まるんですね。それで私は本市の財政状況を皆様に今分かりやすく説明していただいたのであります。結果として、本市の財政は破綻寸前の状態にある、そういう事実が判明した次第であります。 昭和29年白里町、増穂村、大網町が合併してより今日に至るまで、歴代の町長さんはそれぞれ努力を重ね、営々と大網白里町を発展させていただきました。まちを財政破綻寸前に追い込んだのは、金坂市長だけであります。市長としての自覚をお持ちなら、自らの失政を認め、市民におわびをするのが市長の責任であるにもかかわらず、昨日、同僚議員の質問に、再選の出馬表明をいたしましたが、金坂市長、白州次郎氏の言葉を胸に刻み、市政運営を邁進してきたとのことですが、白州次郎氏が生きていたなら、ぐずぐずせずに直ちに責任を取れと、こういうふうに言うと思います。 白州次郎さんは戦後の日本を救った人、金坂市長は大網白里市の財政破綻寸前にした人、結果はうそをつかないんです。 さて、金坂市長、昨日あなたの答弁を聞いておりましたが、市長の言っていることは支離滅裂、聞くに耐えませんでした。市長自身が事務報告の中で、この本会議場の中で、一般職員の給与削減を求め、また、経常収支比率の減少を認め、令和5年度予算編成に当たっては、新たな事業の抑制とそして既存事業の見直しをするとの、こういう宣言をしているのに、昨日の答弁では白里地区に道の駅をつくる、また駅南の開発をする。このように答えております。駅南の開発をするのにどれくらいお金がかかるか分かっているんですか。 また、また自分たちの失敗で中止になった道の駅を再度つくると言っている。この財源をどうするのか、さきに失敗した道の駅には多額な市民の血税が使われたのをあなたはお忘れなのか。金坂市長、あなたは、昨日出馬表明いたしましたが、もっと真摯に、もっと謙虚に市民に訴えるべきではないのかなと、私はこのように思いますが、市長のお考えはいかに。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 私は常々思っていること、そして政治を行う上で肝心要のところに置いていることは、やはりいつも謙虚でということを旨としております。そうしたことで、これまでやってきましたし、これからも謙虚に市民の皆様方の声を聞きながらやってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 市民の声を聞いて謙虚にやっていれば、こんな状況にはならないんですよ、市長、お分かりですか。我田引水で箱物ばっかりつくってきたからこういうことになっている。途中で事業を起こして、途中でやめちゃった。これは1回や2回じゃないでしょう。そういうこともよく考えて、日頃から謙虚にやっているといったって、白州次郎さんの言葉を胸に刻んでやっているんなら、こんなことにならないでしょう。幾ら言葉でうまいこと言ったって結果なんですよ、結果悪ければ全て悪い。何の言い訳にもならない。そういうことで市長、今日は少し時間が早いけれども、あんまりきついことばっかりこれ以上続けると、また、これからゆっくりと道の駅についてみたり、駅南の開発についてみたり、財源をどうするのか、道の駅をどうしてもやりたければ、先に道の駅を計画して挫折させたその責任を誰か取りなさいよ。     (「そうだ」と呼ぶ者あり) ◆岡田憲二議員 市民の血税が、多額の血税があの事業に入っているんです。何か言いたいらしいから。 ○議長(北田宏彦議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 この議場という公共の場で、挫折をさせた責任を取りなさいというようなお話がありましたので、ちょっと今手を挙げさせていただきました。 これは途中でストップはしましたけれども、これが終わっているわけではないんです。やはりそうした検討委員会から報告が出たものも、それによってこれからの計画もつくっていく部分もあります。そうしたことなんで、これは挫折とか何とかというよりは、やはり当時の時代からまたもう10年、十数年たっているわけですから、そこをまた見直して新たにスタートしていく、この地域の未来のためにスタートしていくということでご理解をいただければと思います。 ○議長(北田宏彦議員) 岡田憲二議員。 ◆岡田憲二議員 口でうまいこと言ったって、駄目になったものは、駄目になったものなんですよ。結果、この検討委員会だって先ほど私が言ったでしょう。阿井県議を先頭にして、みんなそのブレーンじゃないですか。それで私はそのときに、この議場で聞いた。何で県会議員が一番最初に委員になっているのだと言ったら、県とのいろいろな折衝があるから、県会議員だとうまくいくからと、こういうような答弁しているんですよ、当時の課長たちは。それはどうするの。それでもやれないということは、あなた方が悪いんでしょう。それを挫折と言わずに何と言うの。言葉はうまいよ、まだ続いているんですよと、こんなばかなことを10年も続けている市なんかない。何を考えているんですか。それでよく謙虚に今までやってきたなんて言えますね。 この今聞いております議員たちも、あまり憎まれないほうがいいよ。私のところへ入ってきた話だと、いろいろ情報入っているんですよ。私も白里の知り合いがいっぱいいるから。この道の駅、市長がやると言えば、地元の議員たちは反対しないだろう、賛成するしかないよと、こう言っている。そういう話も聞こえてきます。     (「私がか」と呼ぶ者あり) ◆岡田憲二議員 私がか、あなたの周りか、いわゆるこの道の駅をやりましょうって今また言っている人たちよ。この議場にいるかも分からない。首かしげていたってそうなんですよ。もっと謙虚になったほうがいいですよ、市長。駄目なものは駄目なんだ。全て結果なんですよ。どこの市町村で投げ出したものを、まだ続いていますからなんて、10年もほったらかしにしていて、皆さんも職員だから何とも言えないだろうけれども、みんなおかしいと思っていますよ。おかしいと思ってないのはあなただけなんです。あなたと周りの人たちだけ。だから道の駅については、またゆっくり議論しましょう。 当然それはそうですよ。結果責任なんだから、市民の血税を、多額の血税を使って失敗したんだから、破綻したんだから、それをきちんとしてからやるならやりなさいよ。何もしないで、反省もしないで、またやるんだと、10年前のがまだ続いているんですよと言っている。そんな首長は、私は今まで見たことがない、聞いたことがない。あなただけですよ。 もういい、終わります。 ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、岡田憲二議員の質問を終結いたします。(拍手) 以上で市政に対する一般質問を終結いたします。----------------------------------- △日程第2 休会について ○議長(北田宏彦議員) 次に、日程第2、休会についてを議題といたします。 明9日から13日までの5日間について、休日及び議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認め、さよう決しました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 なお、14日は定刻より会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。     午後1時48分 散会...